貼り加工とは

貼り加工

箱の製造工程で重要な工程が「貼り加工」です。印刷された用紙を箱の展開図や、スイングポップのような用途の形状に切り抜く「打ち抜き」工程の後に、箱の形状に糊貼りする工程が「貼り加工」となります。

 

 

 貼り加工のコストはサイズと形状で決まる

貼り加工では、糊代に糊を塗布して貼り合わせていく加工となりその加工には①機械貼りと②手貼りの2つの方法があります。どちらの方法もコストとしては、準備時間+生産性によって決まりますのでシンプルな形状であるほど準備時間も短くなり、生産性も高くなります。つまり、キャラメル箱のような形状は貼りのコストが安く、底ワンタッチやフタ付きトレー箱(4コーナー)のような貼りが複雑な形状は1個当たりのコストが高くなるのです。

〈形状による貼りコストイメージ〉

キャラメル箱<底地獄箱<底ワンタッチ箱<フタ付きトレー箱(4コーナー)

更に、大きなサイズほど貼るのが大変になるため高くなり、小さすぎるとこれまた貼るのが大変になるのでコストが高くなることになります。

 

①機械貼り

サックマシーン
サックマシーンイメージ図

機械貼りとはその名の通り「サックマシーン」や「オートグルアー」などと呼ばれる機械を使用して貼りを行うことです。箱の貼る専用の機械で、冶具を使用して糊付け、折り、貼り合わせ、圧着までを自動で行います。一度セットしてしまえば形状によっては、1時間当たり3万枚を超えるスピードで貼り合わせが可能ですが、セットするのに、簡易な形状でも30分、複雑な形状になると半日以上かかる場合もあり、大量生産の製造には向いていますが少ないロットでは時間がかかりすぎてしまう場合があります。

 

②手貼り

手貼り機
手貼り機イメージ

手貼りとはその名の通り、箱を手作業で貼っていく作業となります。手作業で行うため機械貼りのようなセット時間がないため小ロットの製造に向いています。ただし、生産性が低いことと、手作業のため作業者のレベルにより仕上がりに差が出てしまう場合もあります。

 

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