色校正の種類について

色校正とはいったい何でしょう?「本機校正にしますか?」「簡易校正にしますか?」「ナリユキでいいですか?」なんて聞かれてもどう違うのかよく分からない。そんな疑問について詳しく解説していきたいと思います。

 

まず、そもそも「色校正」とは何でしょう?簡単に言えば「色校正」とは、本生産の前に色の確認を行う作業を言います。印刷では、厳密には同じデータを使用しても印刷する機械、方式、会社によって出力される色が違います。また、環境により印刷開始時点から終了するまでにちょっとした色の変化が起こる可能性もあります。違うといっても、赤が黒になるような違いではなく、ちょっと濃い赤、浅い赤、明るい赤などのわずかな違いなのですが、印刷の大切な部分である商品画像やコーポレートカラーなどでは、わずかな色の違いでお客様の印象が変わることもあり、そうした際にどの色が正しいのかの見本となるのが「色校正」なのです。また、パッケージにおいては、箱にしたときに向きやサイズが正しく再現されているかの確認にも使用されます。つまり、「色校正」とは生産をする前の色やサイズ、形状の最終確認作業となるものなのです。

そのため、色校正は印刷をする前に行うものであり、その方法はコストの問題から大きく分けると、①本機校正、②通常校正、③簡易校正、④3D PDF校正という4つの方法があるのです。

 

 ①本機校正とは

最も正確に再現でき信頼性の高い方法が本機校正です。本機校正とはその名の通り、実際に製造する機械で校正を行う方法です。

 

本機校正
<本機校正イメージ画像

色を確認する色校正の印刷機と、製造に使用する印刷機を同じにすればそれだけ実生産時に色が合う可能性が高いので理想的ですが、通常生産に使用される印刷機は大量生産用の機械となりますので、色校正のように数枚だけ出力するために実際に生産に使用する版を作成して、準備をして、色を安定させるまで用紙を使いますので、非常にコストがかかってしまいます。

また、生産機で行いますので通常は予定を確保するまでに時間がかかることもデメリットのひとつです。

〈本機校正のメリット〉

・本生産で使用する印刷機で校正を出力するので色の再現性が高い

〈本機校正のデメリット〉

・コストが高くなる

・出力までのスケジュールが長くなる

 

 ②通常校正とは

通常校正とは別名平台校正ともいわれ、実際に印刷で使用する用紙に平台校正機といわれる方法でで印刷を行い、出力された印刷紙を確認する校正方法です。実際の印刷と同様の原理の印刷方式、実際の印刷と同様のインクを使用しており、正確な網点を再現できるので、本機校正に近い精度の校正が可能です。本機校正のように元々校正のためにつくられた印刷機なので、ロスが少なく校正を作成できるため本機校正よりも安価で出力を行うことが可能です。デメ リットは本機校正程ではないですが仕上がりまでに時間が掛かります。

〈通常校正のメリット〉

・本生産と同じ原理、同じインクを使用した印刷機で校正を出力するので色の再現性が高い

・本機校正と比較するとコストが安い

〈通常校正のデメリット〉

・出力までのスケジュールが長くなる

 ③簡易校正とは

簡易校正とは、一般的にはデジタル印刷機で出力し色校正を行う方法を指します。本機校正や通常校正と比べると、色彩の再現性は本機校正・通常校正と比べ劣りますが、低コスト、短納期で対応できます。

使用するインクも印刷方式も違いますが、近年は印刷機の色情報をデジタルデータで分析し、疑似的に近づけることがデジタル技術の向上によりレベルが高くなっており、そのコスト差から一般的になりつつある校正方法といえます。ただし、技術進歩著しい方法のため、使用する印刷機が多岐にわたり一言に簡易校正といっても実際の色校正の精度に大きく差があるので注意が必要です。

 

 ④3D PDF校正とは

簡易校正よりも更に簡易に、色、形状を確認する方法です。3D PDFというPDFファイルを開くと立体的に入稿した商品を見ることができます。色に強いこだわりがない場合、こちらで確認することで無料で最終確認をすることが可能です。

3D PDFサンプルはこちら(ダウンロードして確認ください)

3D PDF 画像
〈3DPDFのイメージ画像〉

 「ナリユキ」とは

冒頭で紹介した「ナリユキ」とは、色校正を行わずそのまま出力してください、という指示になります。コスト重視で色にそれほど強いこだわりがなく赤は赤く出ればいい、というものであれば「色校正なし」=「ナリユキ」も選択肢のひとつです。

 

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